2009-05-08

与党の景気対策

[高速道盛況、JR7%減 大型連休の明暗くっきり]
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050701000781.html

このニュースは、どう解釈すればいいのか。
人々が従来JRに使ってきたお金が、高速道路に移っただけ、という見方もできる気がする。自民党HP(http://www.jimin.jp/jimin/closeup/H21/210327.html)によれば、「地域の活性化と物流の効率化」が期待できる、とのことだが、単に人々がレジャーや運送に使った金額は同じで、それが鉄道から高速道路にシフトしただけだとすれば、消費の絶対量が増加してないから、わざわざ税金を使った効果があまりなさそう。高速道路周辺の地域は、経済的な刺激を受けたかもしれないが、それなら、鉄道周辺の地域は後退したことにもなる。鉄道の利用者数が減少することも考慮して、景気対策は計算されているんだろうけど・・・自民党のHPにはすくなくとも、それに関する記述はない。

しかも、環境にやさしいはずの鉄道が使われなくなってしまったのだから、環境政策という観点からもあまり好ましくない感じがする。

或る学生の意見

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